残影の家

周りを住宅に囲まれた旗竿敷地の中に建つコスト、規模共にコンパクトな中庭のある住宅です。

落ち着き、自然を感じられる場と近隣の住宅に対して程よいプライバシーを保てることを求められました。

敷地は南側以外3方を建物によって囲まれ南側は開けてはいるが、将来的に建物が建つ恐れがありました。

また、この地域は弥生土器が出土する歴史深い場所でした。歴史を積み重ねた風景と新しく建てられている住宅が混在し取り止めのなさが感じられました。

そのような風景と雰囲気を足元に留め、暮らしを行う人に安心感を与えたいと考えました。

歴史を積み重ねた風景にこの住宅を重ね合わせ環境と住まい、そして住まう人の営みが重層し奥行きのある住宅を目指しました。

用途一戸建ての住宅
竣工2019年
建築地愛知県犬山市
工事内容新築
構造規模木造平屋建て
設計者永冶祐太
撮影Tololo studio
その他