晶洞の家

苗木城のほど近くに建つ住宅です。

敷地は自然に囲まれ、鉱物で有名な地域でもあります。

2階から風景を望むことを事を求められ、周囲に対して圧迫感を感じるボリュームとなることが予想されたため、冬の風向きを避けヒューマンスケールを保ち、落ち着きのある佇まいとなるよう2つの屋根勾配を持つ構成としました。

南面の屋根勾配に合わせて開いたフレームは居室やリビング等の庇やバルコニーとなり、明るく居心地の良い場となるよう考慮しました。

あたかも鉱物を成長させる晶洞のように、この住宅が住まわれる家族と共にゆっくりと時間をかけて輝き、根付いていくことを願っています。

用途一戸建ての住宅
竣工2018年
建築地岐阜県中津川市
工事内容新築
構造規模木造平屋建て
設計者永冶祐太
撮影Tololo studio
その他