丘の上の木の家

丘の上の傾斜地に建つ、木張りの外壁が特徴の家。
丘の上というとても見晴らしの良い敷地力と傾斜地という面白味抜群の敷地力を全力で活用しました。

玄関をくぐるとすぐに一階からも見晴らしの良い景色を臨みつつ、屋内へとそれて入っていきます。

家の中に入るとまず、ワンフロアのLDKが下へと広がります。
登っていないのに、下へと導かれる違和感が面白い。外壁もさることながら屋内にも木を多く使っており、落ち着きのある色合いの木目を配しています。

ワンルームの中でも部屋の特性を読み解き、少し活発なダイニングは人の動線と少し絡み合い、静的なリビングはどっぷりと行きつく先に配置しています。
薪ストーブと本棚の本に挟まれて、薄暗い明りと手元灯でゆず茶を飲みながら、読む夏目漱石はさぞかし素晴らしい良眠へと誘っていくれることでしょう。
僕もこの薪ストーブの前のソファー何度眠ったことか。。。

二階のテラスからは貸し切りの展望と夜景を。
この土地だからこそできる家を。

敷地の周囲は木々に囲まれ、外装を木一色にまとった建物はお施主さんのセンスの塊。

夜は照明を抑え、カフェかおしゃれな宿のように様変わり。
いろんな表情のある家になりました。

用途一戸建ての住宅
竣工
建築地
工事内容新築
構造規模木造2階建て
設計小川屋(GA設計在籍時担当)
撮影植村崇史
その他外壁:レッドシダー
内装
床:1F/ナラ無垢フローリング、タイル、コンクリート土間洗い出し
  2F/杉無垢フローリング
壁:ペンキ、クロス、レッドシダー、ポーターズペイント
天井:1F/杉、ラワン合板
   2F/クロス、梁現し、ラワン合板、ポーターズペイント