区画整理で取り残された車3台分の駐車場だった土地に建てた住宅です。
狭小で変形な敷地ではありますが、角地で目立つ場所にあるため個性の強い建築を要望されました。
交通量が多いため2階に配したリビングルームの壁は道路面を縫うように敷地の形をそのまま表し、壁面を外側に倒すことで2階の浮遊感を強調しています。
1階の寝室や浴室はプライバシーの確保と防犯のためスリット窓としました。
玄関はショップの入り口のようなテイストを求められましたので、赤い縁取りのガラスドアとしてギャラリーのように設えました。スキップフロアになっているので生活空間は外からは見えません。
2階は大きなワンルームとなっており、アイランドキッチンを中心としたモダンなデザインとしています。
構造計算では十分な強度が保たれていましたが、さらに安全性を高めるため空間の中心に柱と筋交いを設けています。空間のアクセントとなるように柱と筋交いを同じ角度で斜めとし鋼管を採用しています。
お施主さんの要望通り、街のランドマークとなるような印象的な建物が出来ました。
用途 | 専用住宅 |
竣工 | 2007年 |
建築地 | 愛知県長久手市 |
工事内容 | 新築 |
構造規模 | 木造 2階建て |
敷地面積 | |
建築面積 | |
延床面積 | |
設計 | 大住篤志 |
施工会社 | |
撮影者 | 石井友規写真事務所 |
実績 |