岡崎の家

とある工務店のモデルハウスです。

この家はお施主さんからの依頼ではなかったので、提案型として様々な要素を盛り込みました。

和風建築が得意な工務店でしたので、外観にはその技術を存分に発揮してもらい、内部は現代和風を中心として様々なテイストを盛り込みました。

モデルハウスは延床面積が大きく、建物全体の空間コンセプトが見えなくなりがちです。

この建物では玄関を中心に大きく二つのブロックに分け、一つを現代和風、もう一つを純和風としました。

大きな玄関土間は石畳として、その奥に水が湧き出す泉をイメージしたガラスのオブジェを置き、そこから流れる川をガラスの積層で表現しました。

ガラスの川はエントランスポーチを通り前庭の水盤に注ぎます。

来館者は先ず水盤で気持ちが和らぎ、ガラスの川に導かれて家に迎え入れらます。

メイン空間のリビングは匠の技を存分に発揮できるよう檜の格子の天井としました。

天然石のキッチンカウンター、無垢材の家具、ヘリンボーンの床、木製サッシなど自然素材を存分に味わえる豊かな空間としました。

家づくりのスタートして想像力が広がる空間を目指し、確かな技術力で実現することができました。

用途専用住宅(モデルハウス)
竣工2016年
建築地岡崎市
工事内容新築
構造規模木造2階建て
敷地面積
建築面積
延床面積
設計大住篤志
施工会社
撮影者ベロワークス 成原満
実績