BEAK

敷地は名古屋市昭和区の旧市街地。
戦争の空襲被害も少なかったため古い住宅が立ち並ぶ旧市街地ではあるが、新しい住宅も混在しており
最近ではマンション新築のラッシュである。
今回は、二軒長屋の片側一軒を解体補修し新築を建てるという計画であるが、夫婦子供二人という家族構成ではなく、本人と両親と成人した娘の4人家族のすまいである。
大人の男性一人女性三人のすまいで、大人女性メインでありプライバシ−を重視しつ、共用空間、特にキッチン周りを充実しました。
プライバシ-の観点において 密集地においては外から閉じ中にひらくというのがセオリ-である。
しかしながら 暗くなりがちな旧市街地を明るくできないかと考え, 
外壁を白を基調として 南の開口部を大きく配置し外に開いて夜には外に光をてらしだす。
南の駐車場にはできる限りの植栽を植えた。
室内において一階の玄関は暗くなりがちだが ストリップ階段を介して、3階から1階まで光を落としている。
その浮遊した階段の段板は、2階南面大開口部からの光により、フラットな壁面に、時間によって変化する、陰影を与えている。

用途専用住宅
竣工2017年6月
建築地名古屋市昭和区
工事内容新築
構造規模RC+木造 3階建て
敷地面積84.18㎡(25.47坪)
建築面積46.21㎡(13.98坪)
延床面積121.50㎡(36.76坪)
設計今井賢悟
施工会社
撮影者329 Photo Studio 岡村靖子
実績homify キャンティレバーの階段best5
homify 心地よい書斎空間best5