僕は、よーく部屋に、漆喰を塗ります‼️
が、
先日、某メーカーの営業の方が、弊社に来社され、漆喰の吸湿効果について、居室の湿度は、3パーセントも下がります‼️と 凄くPRしてイタダキマシタ。
方法は、

アクリルケースの中に、プラスターボードに漆喰を、塗ったものと、湿度計を、入れたもの。
はぁ~
営業の方に
こんな実験で、皆さん 信じますか?
漆喰は、多孔質な為、調湿作用があることは、理解する。
しかし
そもそも、アクリルで囲われた空間を、現実の空間とリンクさせることは、無意味である。
3種換気の場合24換気で外気がそのまま必然的に室内に流入する。
まず 絶対湿度は変わらない・・・
冬場であれば 室内温度は高いので気密が高ければ高いほど相対湿度は低下する。夏場であれば エアコンがかかっているので エアコンをかければ温度は下がるが絶対湿度もさがり相対湿度も下がる。エアコンかけなければ、さすがに窓を開ける。梅雨どきにエアコンかけない? 湿度80パ-セントの場合の湿気が常時室内に入ってきて、漆喰ごときで、湿度下がるわけない・・・
一種換気の場合も、温度は相関されるが、内部に入ってくる絶対湿度は変わらない。冬場であれば相対湿度は下がり、夏場であれば上がるが、室内でエアコンがかかっている。3種換気と同様である。
根本的なことだが 水蒸気は、相対湿度が高いほうから低いほうに移動する。
温度は、面で移動するが、水蒸気は少しの隙間でも移動する。建具のアンダ-カット コンセント・・・扉の開け閉め・・
湿度のコントロ-ルは空気と比べ物にならないくらいムツカシイ。正直 漆喰ごとき である。
で 結局
実際の生活において 漆喰を塗ろうが室内の相対
湿度はほぼ変わんない。
以前自分は、ビニ-ルクロスの場合の以下の表面結露の話はよくしていた。
冬場に 熱貫流率の高い開口部(単板ガラスね)の場合結露が起こることは想像できるかと思います。熱貫流率の高い断熱材を使用した場合において、同様なことが壁面でも起こり得る。ビニ-ルクロスの場合は、吸湿性がないため、ビニールクロスの表面が湿った状態になりやすい。しかしながら漆喰や珪藻土など多孔質な材料を使用した場合は、表面結露した微量な水滴というか水分が多孔質な表面に付着するため、手で触れても乾燥しているので、サラリとしている。
あくまで
表面がさらりとしている
だけです。
でも 最近は 高気密高断熱化が進み壁面の熱貫流率が低くなり、表面結露もしにくくなっている。
光が綺麗に見える・・・
質感が良い・・・・
以外で あんまり 漆喰にメリットないと自分は思っている。
と 毒を吐く・・・